手作りアクセサリーを作りたい! 手作りアクセサリー解剖学

手作りアクセサリー解剖学!1点ものか量産ものかで作り方を見極める

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手作りアクセサリーを作る時、あなたはどんな作り方や作業の段取りを考えていますか?
ボクはこんな視点から作るアクセサリーの作り方や段取りを決めています。
それぞれ詳しく記事にしていますので、読んでみてください。

今回の視点は、「1点ものなのか、それとも量産品として作るのか?」
あなたが作ろうと思っているアクセサリーが1点だけなのか、それとも同じデザインのものを2個以上欲しいのか(量産したいのか)、
どちらで作っていきたいのか、プロの視点から作り方や段取りを考えてみましょう。

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同じデザインのものを2個以上作る場合(量産もの)

全く同じデザインのものを何個も作りたいって場合は、型を作ります。
型を作ることで何度も同じデザインのものを作り出すことができるようになります。

型が出来るまでの流れ

シルバーの地金で型用となる「原型」を作ります。
この原型に湯道と三角錐を取り付けます。

湯道と三角錐のついた原型をまだ柔らかいシリコンゴムでサンドイッチにします。

そして、型枠にそのシリコンゴムを入れて、ホットプレスで圧力をかけながら焼き固めます。

すると原型がサンドイッチされたBOX状のシリコンゴムの型が完成です。

このBOXのゴム型から原型を取り出すため、専用メスで切り開いていきます。

ゴム型を2つなどに割って原型を取り出したら、またその割れた型同士を合わせてあげると、
原型の空洞ができたゴム型が完成するのです。

そして、このゴム型にドロドロに溶けたワックスを注入します。

すると、原型の空洞にその溶けたワックスが行き渡ります。

ワックスは冷めると固まるので、固まったら、
合わさったゴム型を開いて、中から原型の形に固まったワックスを取り外します。

これで原型と同じデザインのワックスが出来上がります。

そして「ゴム型にワックスを注入⇒取り出し」を繰り返す事で、原型と同じデザインのワックスを量産することができるのです。

でも、これって金属じゃないよね!?ワックスだよね!

そうですね。さらに作業が続いていくんです。

この量産したワックスたちをシルバーや金、プラチナなどの金属アクセサリーにするために、
「キャスト(鋳造)」していくのです。

キャストの流れについてはこちらの記事を読んでね。

casting
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この量産方法によって、
同じものを作り出す手間が省け、制作にかかるコストを抑えることができます。

そして、同じデザインのものをいくつでも作ることができるので、
そのデザインのアクセサリーを求めている多くのお客様に、安定したクオリティーの商品を提供することができるようになるのです。

多くの有名ブランドさんが採用している量産方法なのです。

1点モノとして作る場合

量産の作り方では型が必要になってくるので、シルバーで原型を作り、ゴム型を取って、ワックス注入からキャストという流れで、作りたい金属アクセサリーを作りますよね。

しかし1点ものは型を作る必要がないので、地金から直接作っても良いし、ワックスからキャストして作っても良いのです。
以下の幾つかの視点を考えて、作り方を選ぶことができます。

  • デザインを見た時に地金向きのデザインなのかワックス向きのデザインなのか、そしてどちらの方が作りやすいのか。
  • 作る素材も考えます。それがシルバーで作りたいのなら、地金からでもワックスからでも構いませんが、金やプラチナの地金で作る場合は、地金屑のロスが出てしまうので、1個だけならワックスという手も。
  • 納期による時間的制約があるのか。
  • 決められた予算の範囲内で利益が出せる作り方はどれなのか。

などを考えて、作り方を決めていきます。

ボクが一点ものを作る場合、
シルバーなら、デザインを見て地金かワックスのどちらで作るか決めていき、
プラチナや金なら、極力地金屑のロスが出ないロストワックス技法を使い、キャストしたもので作るようにしています。

まとめると

量産したい場合は、型を取るのでおのずと作り方の流れが決まってきますよね。
シルバーで原型を作る⇒原型を元にゴム型を取る⇒ゴム型でワックス原型を量産⇒キャストしていく

一点ものの場合は、デザインや素材、納期や予算などから作り方を選択していきます。

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