悲劇を呼んだ彼からの手作りアクセサリー

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最近、シルバーアクセサリーを自作したいという方が増えています。

大切な方へのプレゼントや二人の共同作業など、手軽に工作感覚で作ることができる銀粘土アクセサリー。
東急ハンズに行けば、アートクレイシルバーで作る手作りシルバーアクセサリーキットなるものが手に入ります。

値段も手ごろで特別な器材なども使わず自宅で簡単に作れてしまうのが人気のようです。

彫金師の視点から見るとアクセサリーを作る楽しみを味わうという目的としては、最高の素材なのではないでしょうか。

ただ、機能性という観点から考えると、身に付けるものとしてはちょっと不向きなんですよね。

ちょうどこのことに関して実際にあったエピソードがあるので紹介します。

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銀粘土は突然に・・・

彼氏からもらったと言う手作りの銀粘土リングをはめていたボクの知人の話です。

彼から初めて貰った手作りのものと言うこともあって肌身離さず毎日付けていたそうです。

ある時、彼女がつり革に掴まり満員電車に揺られていると、突然列車が急停車したらしいのです。

乗客が一斉に傾き、彼女も倒れそうになったので、必死につり革に掴まってそれを耐えたそうです。
 

彼女からボクのもとに連絡がきました。

どうもそのときの衝撃でリングが指に食い込んでしまったというのです。
指から外れなくなり、圧迫されて痛いそうです。

彼女はどうしたらよいのかとボクに尋ねてきました。

ボクが教えていた「指輪の外し方」や石鹸で洗うなど、いろいろと試したそうなのですが、

指輪が抜けない!状況に応じた外し方あれこれ

指輪が抜けないってなった時、あなたはどんな外し方をしていますか? せっけんやハンドクリームなど油分があるものを手に塗ってから指輪を抜いてみるって方法はよく耳にしますよね。 しかし、この外し方、せっけん ...

完全に指輪が変形してしまって今回はどうすることもできない状態だったようです。

ボクは、出先にいてすぐには向かえそうもないので、指が限界だったら「消防署に電話してくれ」と頼みました。

実は、指輪が外れなくてどうしようもない時の最後の手段が、消防署の「リングカッター」なのです。

結局、彼女も消防署に頼んで、泣く泣く大切なリングを切断してもらうことにしたそうです。

ボクはその無残にも切断された大切なリングを直してあげました。

結構厚みがあるリングでしたが、グニャリと曲がっていました。

地金やロストワックスで作ったリングなら、こうはならなかっただろうに・・・

 

このように、銀粘土で作ったアクセサリーには強度がないのです。

一般に販売されているシルバーアクセサリーの素材であるSILVER925と比べると、

傷が付きやすく、曲がりやすく、折れやすい。

 

ましてや、結婚指輪やペアリングなんかは、普段からずっと付け続けていくような消耗アクセサリーなんだから、銀粘土アクセはあまりおすすめできませんね。

だから、プラチナやK18なんですよね。

やはり、一生懸命に作ったアクセサリーはできれば、ずーっと身につけてもらたいものです。

そのためにも、しっかりと強度のある地金やロストワックスで作るかのどちらかでしょうね。

 

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